くちりょく こうじょう
食育基本法
(一部抜粋)
「『食育』は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。」(農林水産省・食育の推進「食育基本法」)
生きるための基礎力
大切な口の機能
「食べる力」は、まさに「生きる力」
そして、「食べる力」の基礎力となるのは、「食べるための口」なのです。さらに「口」は食べるだけでなく、会話、呼吸、睡眠、表情、そして免疫力といった生きていく上で基本となる重要な機能を担っています。私たちは、この生きる基礎力である「口(くち)の機能」とその重要性を理解することが、子どもたちを、きちんと理解することに繋がると考えています。
生きるための基礎力となる口の機能
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専門用語
口力(くちりょく)とは
① くちびるをしっかり閉じたまま眠れる 唇とその周辺の筋力
② 口腔内を常に潤い清潔な状態で保たれる唾液の力
③ 自由に力強く動く舌の力、そして口に関わるさまざまな筋力
口力とは、生きるための基礎力である口の機能を維持するために必要とされる力です。口力は自然についてくるものではなく、獲得していく必要があります。それは、赤ちゃんであっても高齢者であっても誰にとっても必要な力です。写真の赤ちゃんは、よく寝ていますが、口が開いたままになっていて、口力が弱いことを知らせています。私たちは、これまでの経験から、このサインに気づかないことで、これからどんなことが起こるか、想像することができます。
ヨダレで枕が濡れる
くちびるが開いているとヨダレが垂れてしまいます。閉じることができるようになると、垂れなくなります。また、このうつぶせ寝は、呼吸のための姿勢かもしれません。
口の中が乾燥する
くちびるが開いていると、その開き具合に関わらず、口呼吸をしている可能性が高いのです。口呼吸は本来は唾液が常に循環しているはずの口腔内を常に乾燥させ環境を悪化させます。
扁桃が腫れる
口腔内が常に口呼吸によって乾燥状態になると、免疫力が低下します。扁桃のリンパ球が過剰に反応して腫れを引き起こします。扁桃の腫れは気道を狭めてしまいます。
眠りの質の低下
扁桃の腫れが気道を狭めることで、十分な酸素を体内に送り込むことができなくなり、眠りの質が低下していまいます。赤ちゃんや幼児でもイビキが起こります。
口角が下がりやすい
口力が弱いと、口周辺の筋力も弱くなり、口角が下がってしまうと、いつも不機嫌そうにみえてしまいます。
口の筋の発達が遅れやすい
口の中の成長が遅れやすい
歯が並びにくい顎が狭い形態や
噛んだりちぎったりすることに苦労するかみ合わせは、食べる力を低下させています。
舌の筋力がつきにくい
舌をどんな方向にも力強くしっかり伸ばして出せるためには、筋の発達と筋力が必要です。右の男の子は口力が弱いようです。
口力が弱いことでさまざまな
不都合が生じてしまいます。
口の機能への影響
食事
会話
呼吸
睡眠
笑顔
免疫
免疫力によって守られている私たちの身体は、常に免疫力が発揮できる状態にしておくことが大切です。
クチトレで改善したことから、口力が深く関係していることを知ることができたものが幾つもあります。
口力を高めることは、口が持つ「生きるための基礎力」を高めることであり、それは、よりよい発達への一助になり、子どもたちのより良く生きるに繋がります。口力向上のためのトレーニングであるクチトレプログラムは、その他の様々な療育を妨げることなく、家庭で学校で保育園で、どこでも誰でも安全に取り組めるものです。
口力を育てると口のトレーニング「クチトレ」
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